「命だけでも…」 家屋は土砂に埋まり、祈る家族

熊本県芦北町田川地区の土砂崩れ現場は、民家が点在する山あいの集落。大量の土砂や倒れた木が家を埋め、道をふさいでいた。  「雷にしてはおかしな響きだ」。同地区に住む福島政一さん(71)は4日午前4時ごろ、ガラ、ガラというごう音を聞いた。豪雨が恐ろしく眠れないままに夜明けを迎えてから分かった。50メートルほど離れた民家が土砂にのみ込まれていた。  家屋を埋める土砂を、重機5台とスコップの手作業でかき出

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