<ペイン・アンド・グローリー>すっかり〝枯れたオジサマ〟なアントニオ・バンデラスと貧しさに負けず強く生きる母親を演じたペネロペ・クルス、まさにキャスティングのマジック

かつては世界的映画監督として活躍したサルバドール(アントニオ・バンデラス)は、慢性的な脊髄の痛みから身も心も疲れ、生きる目的もなく隠居生活を送っていた。痛みに耐えるだけの無為な生活の中で、彼は幼少時代をよく回想し、とくに母親との思い出に浸る。その母もすでに4年前に他界。死ぬ間際の母の願いを叶えてあげられなかった後悔も、サルバドールをずっと苦しめていた。 ペドロ・アルモドバル監督による自伝的な人間ド

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