「戦争さえなければ」「せめて手を」 「平和の礎」で遺族が祈り―沖縄慰霊の日 2020/6/23 「平和の礎(いしじ)」の前で、手を合わせる親子3世代=23日午前、沖縄県糸満市の平和祈念公園 「慰霊の日」を迎えた23日朝、沖縄県糸満市摩文仁の追悼式会場そばの「平和の礎」には、時折雨が降る中でも多くの遺族が各地から訪れ、不戦を誓い平和への祈りをささげた。 親子で訪れた同市の金城覚さん(47)は、祖母から叔父が沖縄戦のために1歳で亡くなったと聞いた。「戦争さえなければ死ぬことはなかった。戦争のせい