ワンルーム暮らしの独身、じき50歳。売れない作家と若手編集者、再生の物語『食っちゃ寝て書いて』小野寺史宜インタビュー

作家・横尾成吾、じき50歳。1ミリの丸刈り頭に、ヨレヨレのチノパン。ワンルーム暮らしの独身。『食っちゃ寝て書いて』の主人公は、小野寺さん自身を彷彿とさせる作家だ。冒頭、編集者から長編小説のボツを食らった横尾は、重い気持ちを引きずったまま帰途につく。しかも公園を歩けば、おもちゃの銃で遊ぶ子どもたちに胸を撃たれる始末。なんともやるせない、売れない作家の物語が始まる。 小野寺史宜 おのでら・ふ

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