雪の降る街で起きた女子高生殺人事件。天真爛漫な少女が抱える闇とは?

『adabana-徒花-』中巻(NON/集英社)  雪の降る街で起きた女子高生殺人事件を、自首してきた少女ミヅキの視点で描いたのが『adabana-徒花-』(NON/集英社)上巻だった。彼女の供述は謎めいていてかみ合わない部分もある。もしかすると彼女は事実と嘘を交えながら話しているのではないか……読者のほとんどがそう思ったはずだ。  中巻では上巻から月日が半年ほど遡る。視点も被害者の女子高生マコに

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