松江哲明の『ぼくのおじさん』評:松田龍平の“おじさん”は現代のアウトロー像

おじさんは東映映画の系譜に連なる“アウトロー”  僕はこの作品が“東映”映画なのが非常に面白いと思いました。古くは『日本侠客伝』や『昭和残侠伝』、『仁義なき戦い』や『トラック野郎』など、いわゆるアウトローな人物たちの物語を、東映は世に送りだしてきましたが、近年の東映作品にはアウトローやアンチモラルな人間は描かれていなかったんです。でも、松田龍平さんが扮したおじさんこそ、現代の“アウトロー”像なのか

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