イラン映画「誕生のゆくえ」は登場人物に誰も悪人がいない事が重要だった 2016/11/3 舞台女優と映画監督の中流階級の夫婦は、望んでいない妊娠という事態に、葛藤と諍いの日々を迎える。経済状態を考えて一度は中絶を選択したふたりだったが、妻の方に母性が芽生えて踏み切ることができない。イランでは許されていない中絶を題材に、イランの家族制度の変貌をとらえた。監督のモーセン・アブドルワハブは、ドキュメンタリーの編集や短編の制作を経て、これが長編監督2作目。エルハム・コルダは著名な舞台女優でもあ