ルーマニア映画「フィクサー」があぶり出す、ジャーナリズムの功罪

ルーマニアのジャーナリスト志望の男が、未成年売春スキャンダルをフランスのテレビ局に売り込むが、スタッフの通訳を務めながら取材するうち、人間のモラル、良心の壁に突き当たる。ユーロ社会の現実を巧みにとらえた監督アドリアン・シタルは、ルーマニア映画界の“ポスト共産主義時代”の新鋭として注目される存在。テレビ映画、劇場作品を数多く手掛けている。ここでは際立った演出力で、倫理に苦悩する男の軌跡を誠実に紡ぎだ

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