【コラム 映画再見3】 世界のつながりとコミュニケーションの断絶を描く『バベル』

世界は想像を超えた遠くまでつながっていること、そしてコミュニケーションの断絶は人に悲しみをもたらすこと。新型コロナウイルスで図らずも多くの人が実感していることだ。14年前のこの作品では、まったく異なる状況を扱いつつ、同じことを語っている。舞台はモロッコ、アメリカ、メキシコ、そして日本。4カ国の人々の出来事はすべてにつながりがある。 モロッコで、一丁のライフルが売買される。買い受けた父親は、息子2人

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