【「オン・ザ・ロック」評論】ソフィア・コッポラ監督が紡ぐ、少女たちの“その後”の物語、そして新しい冒険

結婚、出産、育児……様々な決断を下し、人生のターニングポイントを潜り抜けた先には、何が待ち受けているのか。妻、母親など貼り付けられたラベルは増えていくけれど、自分はどんどん透明になっていくようで……。現代ニューヨークを生きるローラ(ラシダ・ジョーンズ)の中に、誰もが自分自身の悩みや行きづまりと似通ったものを見出すことができるだろう。  ソフィア・コッポラ監督が、気鋭の映画スタジオ・A24、Appl

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