2020年、芦田愛菜主演で映画化! あやしい宗教にのめりこむ両親とその娘を描く『星の子』
『星の子』(今村夏子/朝日新聞出版)
今年、芦田愛菜さん主演で映画化が決定し、再び注目を浴びている小説がある。今村夏子さんが芥川賞を受賞する前に執筆した、初の長編小説『星の子』(朝日新聞出版)だ。
本作では、宗教にのめりこむ夫婦の次女・ちひろの視点から、歪んでいく家族の姿が描かれる。
幼い頃、ちひろは病弱だった。ある日、父親が「金星のめぐみ」という水を同僚にもらい、ちひろに飲ませると健康にな