燃え殻の忘れられない記憶の断片――ごくありふれた人生に多数のロマンや物語が宿る

『すべて忘れてしまうから』(燃え殻/扶桑社)  WEBで連載されたエッセイを一冊にまとめた、燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社)は、鮮烈なデビュー作だった。普段はテレビ制作会社で働く彼の情緒的な文章は、糸井重里、大根仁、小沢一敬、堀江貴文、会田誠、樋口毅宏、二村ヒトシから絶賛され、ヴィレッジ・ヴァンガードは全店で品切れ状態が続いた。  そんな燃え殻の新作は『すべて忘れてしまうから

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE