「巣ごもり」の達人・与謝蕪村に学ぶこと

新型コロナウィルスのせいで、このところすーっと「巣ごもり」中である。  「巣ごもり(または家ごもり)」と言えば、敬愛する江戸中期の俳人、与謝蕪村だ。  〈桃源の路次の細さよ冬ごもり〉  〈はるさめや暮なんとしてけふも有〉  蕪村は、若い頃は江戸に居住したり、遠く津軽まで脚を延ばしたりと流浪の生活を送ったが、京に落ち着いた後半生は、狭い路地の家で45歳頃に結婚した妻(とも)と一人娘(くの)と3人でひ

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