頼るのは夜と性の世界。昭和30年代、日本最大の在日朝鮮人密集地・猪飼野の少年たちが見た闇とは?

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』は昭和33年(1958年)の東京・下町を舞台にした作品だ。登場人物たちに一喜一憂あれども、高度成長期という時代背景もあり、作品全体には“より良き未来”という希望の光が差し込んでいる。  一方、同じ昭和33年でも、その舞台を日本最大の在日コリアンタウンである猪飼野(いかいの:現在の大阪市生野区周辺)に転じれば、見え隠れする情景は一変する。そこを覆うのは、いつ消え去る

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