文学少女がシラッと主張する「泣かない理由」に永遠の胸騒ぎ

斉藤由貴  卒業ソングはいつの時代も常に必要とされてきた。青春も思い出も、すべてそこに詰まっている。あの時、あの場所でアイドルたちが歌った卒業ソングの意味と関係性について、2020年のいま、考えてみる。  卒業式は泣くもの。思い出の分だけ涙を流すもの。この風潮に物申したのが、斉藤由貴のデビュー曲『卒業』(1985年)である。「泣くこともできるけれど、それ以上に泣かない理由があるのよ」この理論武装で

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