「私は人じゃない…?」事故で家族を失った少女と陰陽師の少年の運命が交錯して――高橋留美子『MAO』
『MAO』(高橋留美子/小学館)
「私は死んだ事がある」。謎の事故で両親を亡くした少女が、運命に立ち向かう物語が高橋留美子氏の最新作『MAO』(小学館)だ。
本作は『うる星やつら』や『らんま1/2』などのコメディ路線とは異なる、シリアスな怪奇もので、高橋氏の得意ジャンルのひとつである。
高橋氏の怪奇ものといえば、アニメ化もされた「人魚」シリーズ。そして先日放送された「全るーみっくアニメ大投票」