8冊だけの図書館が人々に与えた希望。実話を基にアウシュビッツで秘密の図書係に任命された少女を描いた物語
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによって連れてこられたユダヤ人たちを収容していたアウシュビッツ=ビルナケウ強制収容所。世界史に残る大虐殺の舞台になったこの場所が刻んだ人類の闇は、戦後70年が経過しても消えることはない。アウシュビッツでは生命の重さなど問題にされず、機械的に、事務的に、収容者たちは命を落としていった。
毎日の食事すらまともに与えられないアウシュビッツで、秘密の「図書館」があったとい