坂本龍一のキャリアにおける映画音楽の重要性 『戦メリ』から『怒り』までの変化を追う 2016/10/24 2014年7月に咽頭ガンの治療のため休養に入った坂本龍一だったが、約1年後には音楽活動に復帰し、また精力的な姿勢をみせている。昨年からは監修を担当するCDブックの音楽全集『commons:schola』の新刊発表、2012年のトリオ・ツアーのDVD化、過去作のリイシューもあったが、なかでも大きな仕事は映画音楽だ。 復帰して最初の仕事が、『母と暮せば』(監督山田洋次)と『レヴェナント:蘇りし者』