明治元年に始まった「箱館(現在の函館)戦争」は、新政府軍と旧幕府軍の最後の戦いだった…

明治元年に始まった「箱館(現在の函館)戦争」は、新政府軍と旧幕府軍の最後の戦いだった。そこで一人の医師の活躍が知られている。高松凌雲(りょううん)。1836年、現在の福岡県小郡市に生まれた▼西洋医学を修め、徳川最後の将軍となる一橋慶喜に仕える。幕府の使節団に随行して渡ったパリで、貧しい者を無料で診療する病院を目にした。貧富や身分の別なく接する医師たちの高潔さに感嘆したという▼帰国後は敗走する幕府軍

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