運命に翻弄される幕末の男女を描く 情念の小説『荒城に白百合ありて』

著者・須賀しのぶさんにインタビュー KADOKAWA 1,700円。 今月のオススメ本 『荒城に白百合ありて』  幕末の江戸、不意に訪れた「世界の終わり」で、出会うはずのない二人が出会った。あなたはなぜ私を助けてしまったの──。  ラストシーン直前から始まり、時計の針がぐるっと巻き戻り出会いからリスタートする構成は、二人の定められた運命の存在を強調し、情念の炎を高めている。  尊王攘夷思想が渦

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE