ツインリードギターを確立したウィッシュボーン・アッシュの『光なき世界』はブリティッシュロック最重要アルバムのひとつ
1970年の初め、ディープ・パープルの前座をウィッシュボーン・アッシュが務めた時、その演奏に驚愕したリッチー・ブラックモアはディープ・パープルのプロデューサーに彼らを紹介、それから1年も経たないうちにメジャーデビューを果たすことになる。ウィッシュボーン・アッシュは3作目の『百眼の巨人アーガス(原題:Argus)』で世界的な評価を得るが、僕は今回紹介するデビュー作の『光なき世界(原題:Wishbon