大阪最後の映画看板絵師 シネコン隆盛の中、劇場彩る―先代の背中追い

プロジェクターで俳優の写真を投影し、木炭で下絵を描く八条祥治さん=2019年12月20日、大阪市西成区 日本の映画興行が始まった大阪市で、今も映画館の看板を描き続ける職人がいる。市内で最後の絵師となった八条祥治さん(63)は「私の代でこの仕事は終わりだが、できる限り続けたい」と静かに絵筆を進める。 同市西成区の住宅街にあるアトリエ。八条さんは映画のタイトルを一文字書き上げるたび、「ふーっ」と息を吐

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