熊本地震と記者・この一本に寄せて(5)読者の善意が母子救う 2016/10/21 「家族の足しになれば」「仲間とともに集めたお金を届けてほしい」。熊本地震に翻弄(ほんろう)される家族の実情を描いた連載「子どもに明日を 被災地に生きる」を6月に掲載すると、読者から支援の寄付を申し出る手紙や電話が相次いだ。災害が家庭に、子どもにもたらした深刻な影響を探ろうと、被災地で1カ月間取材を続けた。地震の恐怖から不登校に陥った小中学生、失業して家賃が払えずアパートを追い出された母子…。6回の