北九州市・小倉にそびえる足立山…

北九州市・小倉にそびえる足立山。奈良時代に和気清麻呂が足の傷をこの山の湯で癒やし再び立てるようになった、との伝承が山の名の由来とか ▼寒い冬の夜、足立山の頂から上るオリオン座に、足ならぬ絶望と悲哀を癒やされた青年がいた。後に昭和文学界の巨人と呼ばれる松本清張さん。<印刷所の夜業をすませて家に帰るとき、足立山の上にこの星が貼りついている>と記した ▼清張さんは明治の終わり、小倉の貧しい家に生まれた。

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