夏目漱石は、できるだけ本を売りたくなかった?あの文豪たちの「お金事情」が赤裸々に

『お金本』(左右社) “一体書物を書いて売るといふ事は、私は出来るならしたくないと思ふ。売るとなると、多少慾が出て来て、評判を良くしたいとか、人気を取りたいとか云ふ考えが知らず知らず(※原文は踊り字)に出て来る” いま、編集部注目の作家  そう語るのが、現代では紙幣にも印刷されている文豪・夏目漱石なのは、皮肉なことだ。彼は続ける。 “理想的に云へば、自費で出版して、同好者に只で頒つと一番良いのだが

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