恩田陸氏 音楽を描く青春小説『蜜蜂と遠雷』 2016/10/20 恩田陸氏が『蜜蜂と遠雷』を語る【著者に訊け】恩田陸氏/『蜜蜂と遠雷』/幻冬舎/1800円+税 〈ミュージック。その語源は、神々の技だという〉。 幼い頃から練習を積んでなお、一握りの人間だけが神秘に触れ、プロになれる音楽の世界。そんな悲喜こもごものドラマが交錯する〈芳ヶ江国際ピアノコンクール〉が、恩田陸著『蜜蜂と遠雷』の舞台だ。執筆7年、取材も含めれば12年がかりという文字通りの大作では、国籍も来