【寅さん50年 男はつらいよを読む-吉村英夫】(39)ファンの声で連ドラが映画に

『男はつらいよ』はもともとフジテレビの連ドラである。昭和43年秋から週1回放映で半年。主に山田洋次がシナリオを書いた。  20年近く行方不明だった車寅次郎(渥美清)が、柴又の「とら屋」に帰ってきて、おいちゃん(森川信)やおばちゃん(杉山とく子)を驚かす。妹さくら(長山藍子)は、はじめ粗暴な兄に嫌悪感をもつが、やがて2人の信頼は絶大なものになる。放映前の原題は「愚兄賢妹」とされていた。  帰郷した寅

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