死去の吾妻ひでおさん、漫画界に大きな影響遺す 「不条理日記」「失踪日記」…悼む声次々 2019/10/21 「あづま先生!?」「は、はい」「先生ほどの人がなぜこんな......」「な なんつーか描けなくてねー」――漫画執筆を投げ出し、ホームレス生活を続けていた吾妻ひでおさん。とうとう警察に保護されたとき、漫画ファンの警官と交わしたというのが、上記の会話だ。後期の代表作となった、『失踪日記』(2005年)の一節である。 漫画家・吾妻ひでおさんが2019年10月13日未明、都内の病院で亡くなった。69歳。本