極右政権の台頭にヘイトや排外デモ……。現代に響くディランやスライの叫び <戦うアルバム40選 激動の’60年代編>
’10年代も終わりを迎えようとする現在、同年代の初めには想像もできなかったほど、世界は混乱の一途を辿っている。少し前までは恐れる必要さえなくなっていた保守的な価値感覚まで復興。「もう当たり前」と思っていたような民主主義や自由が再び危機にさらされることで、芸術やエンタメの世界でも、社会と今一度向かい合って物申さざるをえないような、そんな状況になりつつある。
◆人種、性別、階級……怒りと誇りが融合した