わが子見て「生き直す」感覚、駄目総理の物語に投影=映画「記憶にございません!」の三谷幸喜監督
「決してリアルではないけれど、どこまでアンリアルに吹っ切って良いのか。そのさじ加減に苦労しました」と話す三谷幸喜=東京都江東区 日本を代表する劇作家、舞台演出家でありながら、映像作家としてもコンスタントに作品を発表する三谷幸喜が新作「記憶にございません!」を完成させた。政治の世界を題材にした人間喜劇で、以前から注目していた政治の世界に潜む「コメディーの種」を発育させ、「風刺ではない形の面白さ」を追